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英検の思い出と新たな誓い
晩秋の冷たい風にあたって思い出したことがあります。

中学2年生のときのことです。
英語の先生が、「年明けに英検があるから受けてみたい人は申し出るように」 と言ったのです。

「エイケン?」当時、同級生が持っている資格といえば、そろばん、書道、水泳、剣道といった習い事が中心だった時代。
そこに「英語」が登場したことで、なんだか大人の仲間入りをした気持ちでした。

入試とは違ってプレッシャーこそないもののお金を支払って申込むわけだし、落ちると格好悪いなあと思っていました。

こういうものに関心を示す者は、少なからずある程度自信のある者か、好奇心旺盛な人間で少数です。
だから、申し込むだけで目立つのです。私は「申し込むからには、うからないと」いう思いでいっぱいでした。

ヒアリングテストがあるというので、とにかく学校の教科書だけではダメだ。リスニング対策をなんとかしなければ。

当際は、授業で教科書を読みあげるカセットテープ(懐かしい)を流してくれましたが、それでは聞く訓練の時間が圧倒的に足りません。

そこで、聞き始めたのがNHKラジオ講座「基礎英語」と「続基礎英語」でした。
「続基礎~」になると早くて聞き取れず、正直、苦手意識があったのです。

それでも冬休みの間、我慢して聞いたためか、見事合格することができました。
英文で書かれた合格証書をもらったとき、4級とはいえ、嬉しかったのを覚えています。

思えば、あの頃はまだ英語を楽しむ余裕があった気がします。

語学というと堅苦しい感じですが、要するに単なる言語です。
少しずつでもレベルを上げていけばいいんです。
今日は単語を一つ覚えたというだけ、昨日より少しだけですが、それも成長です。

幼児が「これ何?」と言いながらコトバを覚えていくのをみてると、言語学習の原点はここにあるなあと思う。

英検4級や高校入試、大学入試での英語は、「言語のマスター」という意味では、単なる途中の中継ポイントでしかありません。
その時の順位・(成績)は、途中のものです。多くの人は、この言語習得というマラソンを完走せずに走るのをやめてしまいます。

そう考えると、最後まで諦めずに、1歩1歩着実に進んでいけば、やがてゴールすることができるはずです。
苦しいけれど遥かかなたの未来に向けて私は走り続けます。


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